Pardubice Racecourse 6

 さて、あっという間に土曜日の最終レース。Steeplechaseの5歳以上のNational Listed、"Stříbrná trofej podporovaná sázkovou kanceláří BETINO"ですね。距離は4400メートル。本日のメインレースその2です。総賞金額も30万コルナと頑張っています。写真は人気になっていたAnaking。このレースは2016年と2018年に勝利しているほか、2016年にはイタリアのGran Corsa Siepi di Milano (G1)を勝利しているチェコの強豪。さらにはドイツのHurdle競走でも勝ち星のある馬ですが、今年はこれが初戦と、どうにも順調さを欠くところがあるようです。

 こちらが対抗角のPolo Rouge。もともとはフランスで走ってきた馬で、昨年はGranvilleで3連勝を飾っていたりしますが、チェコ移籍初戦はいまいちぱっとせず。チェコ移籍2戦目で前進が見られればいいのですが、さて。

 栗毛の目立つ馬も出てきました。Dangerous Gleam。2017年のZlatý pohár(Listed)の勝ち馬。ここのところはイタリアを走っており、どうにも引っかかってハイペースを作りだすことが多い印象です。前走はGran Corsa Siepi di Merano (G1)に参戦していましたが、途中で落馬。そのまま空馬状態で逃げ馬に絡んでいき、さりげなくペースアップの立役者となりました。今回のパドックでは落ち着いた様子でしたが、どうでしょうか。

 レースが始まります。ゴールの近くに立っていたのですが、Steeplechaseは1周目は内側のコースを使うため、立見エリアにいるとこのようなしょんぼりな写真になります。例によってDangerous Gleamが逃げますが、特に極端に引っかかった様子はなさそうな印象。

 レースは人気になっていたAnakingがDangerous Gleamに8馬身差をつける圧勝を見せました。Polo Rougeは3着。9歳とだいぶ年齢は重ねていますが、なんとか来年は無事に行ってもらいたいところです。

 表彰式の嬉しそうな関係者。騎乗していたJan Faltejsek騎手も笑顔です。

 さて、帰り道もバスです。たいていの人は車かなにかで来ているらしく、バス停が長蛇の列ということはなく、ちょっと混んでいる程度で乗ることが出来ました。Cheltenham競馬場はもはやバスのバケツリレー、Aintree競馬場も電車の増発で対応していましたが、そのようなことはなく。とはいえ特にバスの増発とかもなさそうなので、運が悪いと一本くらい見送らなければならないかもしれません。ちなみに最終レースは16時10分発走ですが、けっこう全体的に撤収は早いです。レースが終わってからさておやつ食べてお土産でも見ようかと思いきや、概ねの店が撤収作業を始めているという。


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