From Auckland to Ellerslie Racecourse

 Ellerslie競馬場はAucklandの中心部にあるBritomart駅から電車で向かいます。競馬場の最寄り駅はGreenlane駅で、Britomart駅からは概ね20分程度で到着します。Southern LineかOnehunga Lineなるものに乗って行けば到着するようですが、急行は止まらないらしいので停車駅には注意が必要です。駅員のおっさんが、親切丁寧にこっちに乗れば早いよ! と教えてくれたのですが、その電車に乗っていると乗り過ごすという罠。写真はBritomart駅。土曜の朝だからか、日本の東京駅のような混雑は全くなく、実に平和なものでした。電車もガラガラ。ちなみに競馬場の最寄り駅であるGreenlane駅とは別に、Ellerslieという駅も別に存在するのですが、その隣にあるEllerslie駅から競馬場までは約30分程度歩くことになるので注意しなければいけません。注意しなければいけないのです、が。

 はい間違えました。

 素知らぬ顔でGreenlane駅で下車。Greenlane駅はEllerslie駅より手前なので許してください。なんか謎にスタイリッシュな駅ですが、日本のように改札などなく、駅員が切符をチェックしていることもなく。駅員でもいたらすいませんとか言おうと思ったのですが。とりあえず正面の坂道を登って競馬場に向かいます。

 競馬場へと向かう道。さりげなく"Ellerslie Racecourse"という小さくて飾りっ気のない標識が見えます。これ日本の競馬場並みに人が集まっていたら大渋滞になるんじゃないか、くらいの道の狭さ。

 なんだかこっちで合っているのか不安になりながらも、標識の差し示す方向に進みます。

 ようやくたどり着いた競馬場入り口。なんとこの日、手荷物検査もチケット確認もありません。なぜなら入場するだけならなんと無料。さすがにAscot Standというメインスタンドで観戦するためにはお金がかかるようですが、単純に競馬場に入るだけならタダです。しかも、Cheltenham Festivalの貧乏人ゾーンのように観戦には人権の乏しいエリアに押し込められることなく、無料エリアでもレースを観戦する分には全くといっていいほど問題がありません。ちなみにAscot Standで20NZD、約1400円。ただ、チケットを買ったはいいものの一向にチェックされなかったという謎っぷりでした。Cheltenham競馬場であれば、隙あらば違反者や間違って彷徨いこんだ人を追い返そうと係員が金持ちエリアの境界線で目を光らせているのですが、こっちはとてものんびりとしています。


From Tokyo to Auckland                                                      Course Tour